就労移行支援
アイトライでは、就職ができればどこでもよいという考えではなく、本人が希望する職種や長所を生かせる仕事に就けるように支援することを重視しています。
定年退職後、再就職した会社で通勤途中に脳梗塞を発症し半年間入院しリハビリを受けました。そのときに左上肢下肢に障害が残りました。その後職場復帰をしたものの体力に限界を感じて退職しました。
再びハローワークの紹介で就職活動をしましたが、身体障害と60代越えという年齢では就職は難しく、精神的にダメージを受けてしまいました。病院で診察を受け体力増強と精神的ケアで再入院しました。退院後に就職活動を再開し、参加した合同面接会でアイ・トライを知りました。以前から必要と考えていた自分のスキルアップができる場だと思いました。
不安な気持ちでアイ・トライを訪問しましたが、その際に代表にじっくりと親身になって話を聞いて頂けたことがとても心に残り、通所体験することにしました。体験では事業所の雰囲気とプログラムを親身に教えるスタッフの方々が印象的でした。ほかの就労移行支援事業所にも見学に行きましたが、雰囲気と内容に馴染めませんでした。また通所しているメンバーの方々とも気持ちが通じ合い、自分の居場所と目標を見つけられました。
通勤と就職準備のためにアイ・トライへの通所は、私にとってはいい訓練であり生活リズムの持続、体力の強化になりました。
このような習慣を持続できたのもアイ・トライで毎日の健康チェックと心のケアがあったからだと思います。なにより、それぞれ目標をもって就職活動に取り組む訓練生の仲間が、私にとっては“やる気スイッチ”の源になりました。
約1年あまりのブランクでの再就職活動の中では定年退職後の年齢や身体障害は大きな壁でした。ハローワークを通した就職活動においては月間3件程度、応募先は官公庁関連を目標に応募しました。何件かは二次面接までは進んだものの部署とのマッチングがなく不採用となりました。
今回、採用通知を貰った時は正直なところ複雑な気持ちでした。しかし貴重な働く場の機会を授かり、まずは働くことを最優先とする考えを信じ、社会復帰の一歩のために就職を決めました。
現在は無理なく働ける毎日と、若人達・先輩達と一緒に働ける活気ある職場へ就職できたことに感謝しています。勤務を継続できるよう健康と生活リズムを持続しながら頑張りたいと思っています。今は「動ける」「働ける」ことに喜びと感謝の気持ちです。
まずは健康と生活リズムを維持し新たなご自身を発見して下さい。ご自分にとって何が大切なのか、何が出来るのか、何をしたいのかを自問自答することは大変役に立つと思います。
人付き合いにおいては相手の立場に立って良く聴き、自分に置き換え、まずは相手の事を尊重し受け入れる事を努力しましょう。拒絶するのではなく「いいとこ探し」も楽しいものです。
そして、明るく前向きに諦めない気持ちで挑戦して欲しいです。じっくりとご自身にあった就職先を選んで下さい。焦りは禁物です。きっとあなたにあった「縁」のある会社が待っているはずです。
さいたま市浦和区障害者福祉サービス 就労移行支援事業所
アイトライさいたまセンター
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