「障害を開示して自分らしく働く」Y さん・30代・女性・事務職・うつ・通所期間9ヶ月

■アイトライさいたまセンターを利用するきっかけ

退職後、無職の状態でしたが通院が必要だったため、自立支援の申請に区役所に行った所、こちらのパンフレットが目に入りました。ネットでも調べて土曜日にどういう所なのかと思い伺いました。相談という形でいろいろとお話を聞いて頂き、平日の方が雰囲気が分かるからと、見学・体験をさせて頂きました。何度か体験させて頂き、スタッフさんやメンバーさんが温かく接してくださったので、自宅から近いことや生活のリズムを整えながら活動できると思い利用を決めました。

■アイトライさいたまセンターに通所してよかったこと

精神障害については障害者手帳が下りないと思っていたので、こちらでアドバイスを頂いて取得することが出来たことは大きかったです。働く前に企業で委託訓練を受けられたことも自分自身に変化を感じました。就職活動についても応募書類の書き方から、模擬面接まで本当にいろいろとアドバイスを頂けたので通所させて頂けて良かったです。精神面やコミュニケーション面もスタッフさんやメンバーさんと関われたことで前向きになれた気がします。

■就職が決まった今の気持ち

正直信じられない気持ちが大きく戸惑っています。今まではクローズ(障害について非開示)だったので、自分の障害についても考えてきませんでしたが、これからは職場で自分に自信をもって長く勤務していけるようにしたいです。周りの方々に理解してもらおうとは考えず、少しは知ってもらおうかなという気持ちでいきたいと思っています。

自分から話しかけることは苦手ですが、仕事ではコミュニケーションを取れるように、こちらで日々体験したことや、講座で学んだことを活かして一日でも早く職場に馴染めるようにしたいです。

■就職を目指している方へのメッセージ

私のように障害について考えないようにしている方もいるのではないかと思います。障害について、知る機会をアイトライから与えて頂けた気がします。そのおかげで就職に繋げられたので、最初はあきらめの気持ちになるかもしれませんが、自分を追い込まず、落ち着いて仕事をしていきたいと考えるのであれば、仕事を探すことと同時でもいいので、自分の障害について考える・書き出すことも大事な就職活動になると思います。障害を開示して働く場合、応募書類にも書きますし、面接でも聞かれます。職場で周りの方に伝えるのもコミュニケーションとなりますし、自分のためにもなると思います。今苦手でもアイトライで少しづつ練習していくことも良いかと思います。