「就職を最後まであきらめない」 Hさん・50代・男性・営業職・右上肢下肢軽度機能障害・通所期間3年

■アイトライさいたまセンターを利用するきっかけ

リハビリ病院を退院後、療養生活が続く中、社会復帰のため福祉センターを訪れた際、アイトライさいたまセンターを紹介して頂きました。就労移行支援を行うという事で、アルバイトもおぼつかない私には、わらにもすがる思いで入所の手続きをお願いしました。

■アイトライさいたまセンターに通所してよかったこと

以前から自分が社会人として当然身に着けているべきスキルが著しく不足していると感じていた中、アイトライにてその不足を補って十分な経験を積むことが出来ました。特に私は集団生活が苦手で、チームワークが必要な場面でもついついスタンドプレーに走ってしまうことが多々ありました。そんな自分の欠点を認識させ、軌道修正をしてくれたのがアイトライでした。

ただ一つ心残りなのが、行政書士試験に合格したい一念で受験勉強に集中するあまり、一番大切なスキルを身に着けるための、ビジネスマナー・新聞読解・マネジメント講座等々を疎かにしたのがかえすがえすも残念で本当に後悔しています。しかし、ここでの集団生活から得られた経験は、就職が決まり新たに社会人として始まった私の人生に多大な恩恵をもたらすものと確信しております。

■就職が決まった今の気持ち

今回の就職決定はアイトライのスタッフの手厚い援助がなければ到底自分一人ではできなかったでしょう。履歴書一枚まともに書くことが出来ない有様でした。代表の的確なアドバイス、そしてスタッフさんが要所要所で手助けして下さったお陰で何とか応募書類を作り上げ、ようやく面接にまでこぎつけることが出来ました。そこからは一気に採用が決まり、アイトライ在籍期限ぎりぎりで就職する事が出来ました。これから新しい人生をスタートさせる上で、スタッフの皆さんの心強いサポートの数々を決して忘れることは無いでしょう。本当に心から感謝しています。

■就職を目指している方へのメッセージ

まず、就職活動を始める前に規則正しい生活リズムを身につける事と、社会人として自分に足らないものを冷静に見極める事だと思います。それらの欠点を焦らず一つずつ確実に修正していき、そして次の目標に向けコツコツと努力していく。そうすればおのずと人生が開けていくのではないかと思います。まだまだ私も職についたばかりで、この先どうなるかは分かりませんが、みなさんも一足飛びに結果を求めるのではなく、目標に向けて亀の歩みでもいいので努力を重ねていけば、必ずなりたい自分に到達できると確信しています。みなさん、頑張りましょう。