SST  ~「開かれた質問」と「閉じた質問」~

こんにちは。さいたま市浦和にある就労移行支援事業所、アイトライさいたまセンターのスタッフYです。

 

みなさん、「SST」をご存じですか?ソーシャル・スキルズ・トレーニング、一般的には「社会生活技能訓練」と言われ、社会生活の中で上手に人と関わり、よりよい人間関係をつくる技能を身に付けることを目的とした練習とでも言いましょうか…。

今回のSSTでは、相手から話を引き出す、会話を長く続けるといった場面で使える「開かれた質問」と、簡単に会話を済ませる、相手の様子を伺うといった場面で使える「閉じた質問」についてでした。

 

 

まず「開かれた質問」とは、「はい」か「いいえ」では答えられない、答えにくいような質問、例えば「買い物に行ったそうだけど、何を買ってきたの?」などの質問ということです。

質問に対する答えの例として、「洋服を買ってきたんだ」となり、さらに「へぇー、どんな服を買ったの?」と返事に対してさらに会話が続けられ、相手のことをより知ることができたりもします。

 

参加された訓練生にグループに分かれて「開かれた質問」を考えてもらい、実際に隣の人に質問してもらいました。

 

また、「開かれた質問」があれば、反対の「閉じた質問」と言われるものもあります。こちらは上の例でいけば「買い物に行ったの?」といった質問にあたります。相手の返事も「うん」や「行ったよ」で終わってしまうこともあり得ますよね。

「あの人が相手だと話が続かないんだよな~」、というのも、相手に問題があるのではなく、もしかしたら自分の質問の仕方が「閉じた質問」ばかりだったのかもしれませんよね。

 

プログラム内では、「開かれた質問」と「閉じた質問」それぞれのメリット、デメリットもあげていただきました。

 

それぞれ、なるほど~といった意見もありました。

 

「開かれた質問」は会話を続ける、話を引き出すといった際には有益ではありますが、場面によっては「閉じた質問」の方が相手にとってストレスにならない、答えやすいといったメリットもあるので、使い方はその時々で使い分けることが大切ですね。

 

 

アイトライでは、多彩なプログラムで訓練生の方々が活動をされています。興味のあるプログラムだけに参加するもよし、個別で訓練をするのもよしです。

 

 

■アイトライさいたまセンターは、さいたま市だけでなく、戸田市、蕨市、川口市、
上尾市、蓮田市、白岡市などにお住いの障がいをお持ちの方にも支援しております。

さいたま市浦和区障害者福祉サービス 就労移行支援事業所
アイトライさいたまセンター
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