就労移行支援
アイトライでは、就職ができればどこでもよいという考えではなく、本人が希望する職種や長所を生かせる仕事に就けるように支援することを重視しています。
みなさんこんにちは!
浦和にあります、就労移行支援事業所アイトライさいたまセンターのY.Tです。
9月26日のプログラムはアサーション講座でした。
アサーションとは自分も相手も大切にするコミュニケーション方法です。
今回は、良好なコミュニケーションスキルを高めるために、アサーションの表現方法の1つである『DESC法』の使い方を皆さんと学びました。
DESC法とは、上手く言えるか不安があるとき、話が複雑で整理する必要があるとき、話し合いで何かを決めたりするとき、相手に依頼(お願い)するとき などの状況において、自分の伝えたいことを4つに分けることで言いたいことを整理することができ、相手に上手く伝えることが出来る方法です。
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【DESC法】問題解決のための話し方の手順
問題を解決したい時や自分の主張を伝えたい時は、相手にDESCの順で内容を伝えていきます。
DESC法で話す手順①:D(Describe) 描写する
問題の現状や相手の行動を客観的に描写すること。感情を入れずに事実のみを客観的に描写することが大切です。
DESC法で話す手順②:E(Express) 表現する
自分の気持ちや感情を率直に表現すること。ここでは、攻撃的にならないよう「Iメッセージ」で伝えることが大切です。
DESC法で話す手順③:S(Specify) 提案する
相手に取って欲しい行動に対して、具体的な解決策を提案すること。ここで注意したいのは、命令や強制にならないようにすることです。「~しなさい」の命令ではなく、あくまでも「~はどうでしょうか」といった提案をします。
DESC法で話す手順④:C(Choose) 選択する
相手が要望を受け入れた場合、受け入れなかった場合の自分の行動を選択すること。相手に提案が拒否された時のことも考慮しておく。YESの場合 NOの場合を想定した答えをいくつか用意しておく。
上記の『DESC』であげた要点をアサーティブなセリフに作り上げていきます。
メンバーの皆さんにはグループに分かれて頂き、次の事例を『DESC法』使い、セリフを考えて貰いました。
事例検討
「話し合いがダラダラと長くなってきて、良い案が浮かばないし、話しもまとまらないのでもう終わりにしたい。」
どのグループも「D」?「E」?「S」?「C」と手順を踏んで、アサーティブなセリフを考えて作り上げていました。
D:話し合いが始まってそろそろ2時間がたちますが、
E:私は疲れてきて集中力が切れて来てしまいました皆さんも少し疲れてきているように思われます。
S:このまま続けても良い案が浮かびそうにないのでそろそろ終わりにしませんか?
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上記はあくまでも一例ですので、もっと違う伝え方もあると思います。
コミュニケーションは実践の中でこそ磨かれていきます。
何事も「やってみること」「使ってみること」ですね。
『DESC法』を覚えて、何度もくり返り使うことでアサーションが身に付いてきますので、ぜひ覚えて使ってみて下さいね!
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