簿記会計・キャッシュフローとは

みなさんこんにちは。さいたま市浦和にある就労移行支援事業所アイトライさいたまセンターのスタッフのkです。

今回の簿記・会計のセミナーでは、「キャッシュフロー」というテーマで行いました。この講座は、会社の経理部門に在籍中/在籍経験のある方や金融機関にお勤めの方はもちろん、それ以外の部門に在籍中/在籍経験のある方や企業に勤め始めて間もない方であっても知っておくと将来的に有益な情報をお伝えするものとして位置付けています。

(黒字倒産の事例)
株式会社アーバン・コーポレイションの事例が黒字倒産の典型例のような事例なので株式会社アーバン・コーポレイションを例にあげますが、株式会社アーバン・コーポレイションは倒産事業年度を除き、直近5年間くらい損益計算書上は黒字となっていましたが営業キャッシュフローは直近5年間ずっと大赤字になっていました。つまり利益は出ているがキャッシュフロー上はマイナス状態。

なぜこういった逆転現象が起こるのか?それは損益計算書の利益は費用収益対応の原則により、売上高に対応する仕入在庫だけが売上原価として費用計上される仕組みだからです。
卸資産は販売されない限り費用にならない
販売用の土地を仕入れた場合を例にとって考えてみますと、その仕入れた土地が売れれば損益計算書に売上原価として費用計上されますが、売れない限りは永久に費用計上されることはありません。

しかしキャッシュフロー上は売れていても売れていなくてもその土地代金の支払金額は営業キャッシュフローの減少となります。

黒字倒産は会社内に現金がない際に起こるものです。
この「会社内に現金がない」という現象は収支と支出と現金の入金と出金のタイミングのズレによって発生します。
収入と支出が一定の会計期間で発生し、収入の方が大きれば黒字が発生しますが、実際に現金が入るタイミングは会計上とズレていることは珍しくありません。
つまり黒字になるくらい売り上げが上げていたとしても、実際に収益が現金として入ってくるのは売り上げが発生してから数か月後という状況があり得るわけです。
例えば収益が現金として入ってくるのが3ヶ月後だった場合、もし会社内に現金がない状態であれば、その会社は危機的な状況に陥ります。
1ヶ月後に仕入れ代金などのような支出が発生すれば売り上げがないため支払いができなくなってしまうわけです。
このように現金がなく支払いができない状態に陥ると、会計上では黒字でも資金が枯渇してしまうことになり、結果的に倒産してしまうわけです。

基本的には、経理の手順としての簿記の決まり事や日常の手続き、期中取引の仕訳・転記の仕方、決算の手続き、各勘定科目の知識を勉強します。それから簿記の目的である決算書(特に貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L))の項目も併せて理解して頂いています。

簿記・会計に馴染みのない方へも当講座をお薦めし、みなさんそれぞれのレベルに合わせてとにかく少しずつ専門用語や計算問題に慣れ、簿記をつける意味を考えながら決算書を作成することを目的にしています。もちろん簿記の資格をお持ちの方や経験のある方にも満足できる内容にすることを日々心掛けておりますので、興味・関心のある方は是非とも体験なさって下さい。

ちなみに私は金融機関の実務経験が25年以上ありますので、皆さんの多様なご要望にお応えできると自負しております。

 

 

★体験・見学の方も是非お気軽にご連絡・ご参加下さい。体験・見学のご予約はお電話048-711-7467またはお問い合わせフォームから承っております。

■アイトライさいたまセンターは、さいたま市だけではなく、戸田市、蕨市、川口市、上尾市、蓮田市、白岡市、行田市等にお住いの障害をお持ちの方にも支援実績があります。

さいたま市浦和区障害者福祉サービス就労移行支援事業所
アイトライ合同会社 アイトライさいたまセンター
電話番号 048-711-7467 (営業時間 9:00~17:00)
住所  330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂2-14-17 浦和マルゼンビル3F

 

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