ストレスマネジメント講座 ~ 認知行動療法 ~

こんにちは。就労移行支援事業所アイトライさいたまセンター、スタッフのAです。
昨日、『ストレスマネジメント講座』を開催致しました。

 
今回は、前回メンタルタフネスを高める方法⑥の中で扱った「認知行動療法」について、

さらに理解を深める目的で講座を行いました。

 
『認知行動療法』とは、簡単に説明するなら、

『認知療法』と『行動療法』の2つが統合されたものです。
『認知療法』とは、その人の偏った考え方を変えていくことによって

問題を解決していく方法。
『行動療法』とは、「行動」に働きかけて認知を変えていく方法。

 

…文章に書いてしまえば簡単そうに見えますが、しっかり理解し実践していこうと思うと、

これがなかなか難しい理論です。

講座では、例として具体的なシチュエーションを想像することに少し時間をかけました。

例えばこんな感じです。

 

 

「昨夜、友人にメールを送ったが返ってこない」というシチュエーション。
この「出来事」に対し、「私は友人に嫌われているんだ!」と思う人(Aさん)がいるとします。
この「私は友人に嫌われているんだ!」という部分が『認知』です。
そしてその友人に自分から連絡を取るのをやめてしまったとします。これが『行動』です。
この時、どのような感情がわいているでしょうか。
不安、憂鬱、自己嫌悪…
色々考えられますが、決して良い感情ではないですよね。

 

しかし、「昨夜、友人にメールを送ったが返ってこない」という同じシチュエーションで、

「寝てしまってメールに気付かなかったんだろう」位にしか思わない人(Bさん)もいます。
この場合、Bさんは不安だったり憂鬱だったり自己嫌悪だったりといった辛い感情を抱くでしょうか。
おそらく、特別な感情は抱かないと思います。
そして、相手からのメールを少し待ってみたり、場合によっては「届いた?」と再度連絡をしてみたり…
Aさんとは違う行動をとるのではないでしょうか。

 

 

このように同じ出来事でも、人によって全く違う感情を抱き、全く異なる行動をとります。
これは、『認知』の違いによってもたらされます。
Aさんのようなマイナスの『認知』をプラスの『認知』に変えることができれば、

沸き起こる感情や、そのあとにとる『行動』も、プラスに変えることができます。
また、まず『行動』を変えてみることで、『認知』や感情を変えることもできます。
講座の中では、これらを理解したうえで、まずは『認知』を変えるトレーニングをしました。
思考を変えるというのは、なかなか頭を使います。
前回同様、かなり頭が疲れたのではないかな、と思います。

 
『認知行動療法』。落とし込むのに時間がかかる理論です。
できれば、もう一回、講座を設けて思考訓練をしたいと思っております。

見学の方も大歓迎です。
講座へのご参加をお待ちしております。

 

 

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