AI訓練について

浦和にある就労移行支援事業所、アイトライさいたまセンターのスタッフIです。

 

アイトライでは、実際の会社での働きを想定したシミュレーションカンパニー(アイトライ模擬会社)と名付けたメンバーさんが主体的に行うプログラムを行っています。AI作業は、人工知能に空間認知能力を与えるために行う作業なのですが、作業内容よりもチームで協力し合って作業を進めることを目的としています。今ではリーダーの役割を担っている訓練生や、自ら皆がわかりやすいようにマニュアルを作られている方もいます。今回はマニュアルを作成してくれたTさんの文章をもとにAI作業について説明いたします。

 

AI作業とは何か

アイトライのAI作業では、アノテーション作業を行っています。

アノテーションとは、テキストや音声、画像などあらゆる形態のデータにタグをつける作業です。

たとえば写真に写るものを種類ごとに色分けして、種類名を記載します(persontreeなど)。このような作業をすることで、AIは「これは人間だな」「これは木なのだな」と学習していきます。

アイトライでは、データ化された全体写真を見て、他の道具の後ろに隠れている道具がどんな形をしているのか、単体写真を参考にして補正する作業を行います。そうすることで、他の物に隠されて認識できなかった場合でもAIに認識できるようになります。しかし、完成図の大きさや形は、人によってまちまちです。そのため、各自で作業して全員が完成した後に、誰の図が最も良いかをグループで話し合って決めます。

 

■作業の目的・効果

?チームでの業務遂行を意識したコミュニケーション訓練

漫然としたコミュニケーションではなく、共通の目的を達成するために互いの意見を提案・調整しながら業務を遂行することを目的としたコミュニケーション訓練を行う。

②スケジュール管理を意識した訓練

完成目標と期限を設定することで、参加メンバーが進捗管理を意識した訓練を行う。

③PDCAサイクルを回す訓練

一定の期間ごとに完成目標の達成度についての評価、振り返りを行ったうえで、目標設定および作業方法の改善を行うことで*PDCAサイクルを意識した訓練を行う。

PDCAとは…Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Act(改善)4段階を繰り返し、業務を行う上で計画を立てて実行し、結果を評価した後改善して次のステップへと繋げる過程。

 

また、作業を通して個人のステップアップも考えています。

Step1:一人で作業ができる。

Step2:チーム内で意見交換できる。

Step3:人に教えられる。

Step4:チームメンバーに提案ができる。リーダーができる。

 

参加されている皆さんが、主体的に目的意識をもって取り組まれています。

AIって難しそう…と感じられている方もアイトライの訓練では身近に感じて頂けるかと思います。

 

 

★体験・見学の方も是非お気軽にご連絡・ご参加下さい。体験・見学のご予約はお電話048-711-7467またはお問い合わせフォームから承っております。

 

■アイトライさいたまセンターは、さいたま市だけでなく、戸田市、蕨市、川口市、
上尾市、蓮田市、白岡市などにお住いの障がいをお持ちの方にも支援しております。

さいたま市浦和区障害者福祉サービス 就労移行支援事業所
アイトライさいたまセンター
電話番号 048-711-7467 (営業時間 9:00~17:30)
住所 〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂2-14-17 浦和マルゼンビル3階

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