就労移行支援
アイトライでは、就職ができればどこでもよいという考えではなく、本人が希望する職種や長所を生かせる仕事に就けるように支援することを重視しています。
アイトライさいたまセンター訓練生のTです。
去る12月9日土曜日は、午後からパルコの10階にあるコムナーレで行われた「市民のつどい」に、アイトライのメンバー数人で参加してきました。障害者週間と言うことで、障害者に関する展示が多数ありました。
最初は私は、メンバーのCさんと一緒にスタンプラリーを行いました。いろいろなところを少しずつ見ることができるうえ、景品ももらえるので私はよくやっています。途中Kさんも私たちを見つけてほっとして、3人で一緒に行動していました。
後半、私はCさん、Kさんとともにホールに入り、野田あすかさんのピアノおよび、あすかさんのお母さん・恭子さんの講演を聴きました。
最初は恭子さんの講演を聴きました。ところどころあすかさんを取り上げたテレビ番組のビデオを視聴しました。あすかさんは発達障害があり、周囲に理解してもらえなかったことにより過呼吸を起こしてしまうという苦しみを味わっていたそうです。さらに、23歳でパニック障害が原因で2階から飛び降りて粉砕骨折してしまい、車椅子生活になるという二次障害を負っています。このことを知って、私は「ひどい」と思いました。私も軽度の発達障害を持っており、二次障害に苦しんだ身として同感していました。
講演が終わり、ピアノの準備ができると、あすかさんが登壇されました。あすかさんが演奏してくださったのはショパン作曲のクラシック音楽など、既成の曲もありましたが、半数ほどはご自身で作曲された曲でした。また、数曲ご自身で作詞した歌も歌っていました。
あすかさんはピアノが非常に得意な方でしたが、奏でる音色がとてもきれいだと思いました。CD欲しい!これが率直な感想です(後で調べたらあすかさん自身がご両親と著作したCDブックがすぐ見つかったので、地元の書店で注文しました)。
しかし、楽しい演奏はすぐ終わってしまうものです。あすかさんは最後にアンコールとしてクリスマスソングを演奏してくださいました。
あすかさんはピアノ演奏関係で様々な賞を受賞していますが、私としてはもっと名誉な賞を受賞してもいいと思いました。国民栄誉賞、ノーベル賞レベルは言い過ぎかな…。そこまで考えて、私もアイトライのあるスタッフさんに「Tさんは人間国宝ですよ」と言われたことを思い出し、「そういうことだったのか」と納得出来ました。
このイベントは発達障害者への理解を深めたくて参加したので、結果的に自分をより知ることが出来て良かったです。
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